2016年2月11日木曜日

Sacrebleu(1993) and Sacrebleu Intense(2008) by Parfums de Nicolaï

志○うしろ!じゃないよ

Kiss Me Tender 購入の際、お店の方がSacrebleu(EdP)とVanille Tonka(EdP)のサンプルも一緒に送って下さいました。 それでもう、Sacrebleuに一目惚れならぬ一嗅ぎ惚れです。すっかりパルファム・ド・ニコライ沼へはまってしまいました(笑)左はオードトワレ、右がオーデパルファムです。聖なる青(Sacré bleu)という美しい名前もさることながら、心に寄り添う華やかだけど前を見ているような香りを着ていると、元気になって春を迎えられそうです。

EdTとEdPの香りの大きな差というものは思ったほどありませんが違いは感じられました。EdTはぎっしりとチュベローズが詰まっていて素朴な感じがします。Intenseはその田舎少女が都会に出てきて仕事をもってしっかり者になっていく印象。香調もフローラルからオリエンタルスパイシーに変わっていました。ここでいう田舎は悪い意味ではありません。Fracasが華やかな社交界のパーティであるのに対し、Sacrebleuは春爛漫で牧歌的でお祭り的で伝統的で、どこかホッとするようなところがあります。ブルーと言えば、ニコライさんの血筋であるゲラン家の名香「L'Heure Bleue」を思い出します。印象でいいますと「切なさ」が2つの香りに共通しているように感じます。

どちらも素敵な香りですが、贅沢なこと言うと、そのサンプルのSacrebleu(EdP)のほうが、もっと芳醇というか潤沢チュベローズで好みでした。現在はIntence版のみのお取り扱いです。


Sacrebleu
トップ: マンダリン、レッドフルーツ
ハート: カーネーション、チュベローズ、ジャスミン、シナモン
ベース: フランキンセンス、バニラ、パチョリ、サンダルウッド、ペルーバルサム、トンカ豆

Sacrebleu Intense
トップ: ベルガモット、タンジェリン、ブラックベリー、ラズベリー
ハート: ジャスミン、チュベローズ、カーネーション、シナモン
ベース: サンダルウッド、バニラ、ベンゾイン、トンカ豆


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