2018年7月8日日曜日

Les Eaux De Chanelシリーズ3種


リゾートな匂い。そういうコンセプトですものね。

シャネルの新作、Les Eaux De Chanelシリーズを試しました。カペル英大尉って1919年12月22日に事故で無くなられているのですね。私の亡き祖父が0歳1ヶ月の頃か……と思考が止まりました。大尉は別の貴族女性と結婚していましたが、シャネルのパトロンであり恋人であった人。ココはボーイとの子を授かりたかったが違法な手術の後遺症で出来なかった。後々、ココはその影響で妊婦嫌いになったとも。そうなんだよねぇ(T_T)シャネルの勝ち気で仕事熱心なところは元々の気質もあるのでしょうけれど、色々考えさせられます。
いかん、しんみりする……個人的な感想を書かせて頂きました。参考になれば幸いです。


‟ボーイ”カペル(ウィキペディア・コモンズより)

Paris-Venise(2018)

シャネルのキャプションから:
1920年。ヴェニスは、ガブリエル シャネルが未知なる創造の扉を開いた東洋への玄関口の街。ビザンチン文化のモザイクの輝きやサン マルコ寺院の宝石の美しさに魅了され、初めてのジュエリーコレクションやオリジナルのスタイルにつながる大きな影響を受けました。パリ ヴェニスは、東西の文化が交差する魅惑的な印象へセンシュアルに導きます。

調香:Olivier Polge

印象:
これは美味しい。クラシカルとモダンの境界線にいるような懐かしき鏡面台オリエンタル。(まもなく90歳代となる女性が若い頃に愛用していた鏡面台)ネロリのこってりした甘みをパウダリーなトンカビーンと、突き放したように冷たいオリスルートで中和させ、温かみのあるムスクで気品を与えている。こちらにも乾いた空気が漂うが、寄りそった優しさに包まれている。追憶の匂い。



Paris–Biarritz(2018)

シャネルのキャプションから:
ガブリエル シャネルがビアリッツを初めて訪れたのは1915年のこと。ガブリエルは、海岸沿いのスポーティで洗練された雰囲気が漂うこの港町に心を奪われました。そして、カジノや高級ホテル、ビーチに隣接する場所に、初めてクチュールハウスをオープンしました。バスク海岸の空気にインスピレーションを受けたパリ ビアリッツは、シャネルの歴史が始まった街の、自由でアクティブなエネルギーを感じる爽快な香りです。

調香:Olivier Polge

印象:
スプレーした直後から、もぎたてオレンジやレモン果汁が肌に乗っかって夏休みムードを作る。素直に楽しい雰囲気でありながら、スズランとグリーンノートが冷気を与え、分散したシトラスをムスクで安定させる試みはほぼ成功している。果汁のほとばしり加減は抑えられ、ムスク度が高いところが吉と出るか凶と出るかは使用者に委ねられる。残り香が硬いところは引っかかるが、普遍的なコロンを思わせ、嫌われることはない。この酸味は夏バテ気味の体に嗅覚から活気を与えてくれる。



Paris–Deauville(2018)

シャネルのキャプションから:
1913年、ガブリエル シャネルはドーヴィルに初めてファッション ブティックをオープンしました。ボーダーシャツ、ツイード、そしてジャージー。ドーヴィルは、その後シャネルのアイコンとなる、シンプルで大胆なスタイルのアイデアがあふれていました。ノルマンディー地方のリゾート地からインスピレーションを得たパリ ドーヴィルは、緑あふれる空気の中を、気の向くままに散策するような解放感へ誘います。

調香:Olivier Polge

印象:
ひんやりとしたミントとオレンジが、プチグレンとローズの甘みを包みこみ、爽やかでナチュラルなグリーンシプレの落ち着きを演出する。レシピに使用されているヘディオン(フィルメニッヒ社開発)が空気に輪郭を持たせているのか、塩気のある涼しさと爽快さがリゾート地「ノルマンディー海岸の女王」を連想させる。ヘディオンはプチ・シェリーやエルメッセンスのミュゲ・ポースレンにも調合されていた香料。乾燥した後味が残る為、残り香には好みが分かれる。日差しの強い日に日傘をさして纏いたい。



Paris - Riviera(2019)特別限定品

シャネルのキャプションから:
1928年、ガブリエル シャネルはコート ダジュールに、休暇を過ごすための別荘ラ パウザを建てました。素晴らしい眺望と刺激的なライフスタイルが評判となり、この地はフレンチ リヴィエラと呼ばれ親しまれ、社交界の新しいホットスポットとなりました。パリ リヴィエラの陽光にあふれたフローラル フレッシュノートは、人生の甘美なひと時を思い起こさせます。

調香:Olivier Polge

印象:※感想は後ほど。

0 件のコメント:

コメントを投稿