伊ポジターノ発のパフューマリー、
オー・デイタリーのスパイシーな香りを試しました。いきなり乳香と没薬がもわっむわっと香りたつ。漢方のような匂いは古来「薬」として珍重されたことを髣髴とさせます。これに黄色味をおびた香辛料とオレンジの皮の匂いが混じって爽やかで重いという相反するトップからミドルへ...。
不思議なことにこの匂いはスパイシーなのにどこかひんやりと冷たい、フェンネルか。冷たくならないのはベンゾインやサフランやカルダモンやバニラが在るからか。野生になり過ぎないのはクローブが引き締めているからか。
一歩踏み外すとカレーになりそうだけど、ミドルからベースへ終わっていく頃のパウダリックで乾いた甘みは心を満たしてくれそうです。休日やヴァカンス、秋冬なんかマッチするかもしれません。
トップ: オレンジ、ベルガモット、シナモン、コリアンダー、カルダモン、コショウ、クレソン
ミドル: ミルラ、乳香、スギ、サフラン
ベース: ベチバー、バニラ、ベンゾイン
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