2019年3月21日木曜日

Parfumerie Générale (Pierre Guillaume) いくつか

皆さま、こんにちは~さかきです。

ピエール・ギョーム(PG)はパルフュメリエ・ジェネラーレで売っていたころから愛用しております。私は小ぶりな30mlが好きだったのですが、今は50〜100mlのみ。先日書いたようにPGは自社サイトのみ取り扱いとなった様子。サンプルを含めて書き留めていなかったので、こちらにボチボチ更新してまいります。(制作年はカタログから引用しています)

Bois de Copaïba(2006)
別記事をご覧ください。廃盤になった模様(泣)



PG07 Cologne Grand Siècle (2005/2017)
再構成前のものを所有。大帝のコロンというのは、ルイ14世時代に作られていたオーデコロンの製法で作成しようというコンセプトによる。エコサート認証の素材で作られた天然素材。直ぐに消えてしまうものの、このコロンを楽しむならば、もう冬だからと奥にしまいこむのは勿体無い。タンジェリン、ベチバー、カルダモン、ビターオレンジ、レモン、小麦。この寒い時期だからこそくっきりと香る。
2017年の再構成版の調香は、ピンクグレープフルーツ、クチナシ、白桃、ベチバー等、かなり異なる。



PG7.1 Grand Siècle Intense (2013)
ほのかな甘みのプチグレンや上品なベルガモット、隠し味の干し草やオークモス(これが洒落ている)が効いている。当初は「コロン~」のほうがずっと好みだと思っていたけれど、ドライダウン後の自然な甘みと土の質感を残した煙草葉とのさじ加減が絶妙で、試すたびにしっくりくるし何気に肌に残るセミロングラスティング。一言でシトラスノートというのは勿体ない。残り香がふんわり自然な甘い肌になる。


PG9.1 Komorebi (2018)
木洩れ日がモチーフの春に似合うムスキーなアロマティックノート。落ち着いたミントに一歩遅れて、角の丸いミモザがしっとりと重なる。キャプションにある通り「翻訳不可能な」肌馴染みの良さがある。冬と春の間が上手く表現されている。


PG23 Drama Nuuï (2008)
ジャスミンが主役。冷たさを表現するのにアルテミシアが使用されていて、精油感にあふれた仕上がりとなっている。シンプルだが優雅さや優しさというよりも芯の強さを感じる。癖はなく、綺麗で甘みがあるからこそ控えめに纏いたい。


PG24 Papyrus de Ciane (2010年)
Mousse de Saxeが調合されていることで興味があった。 PGの中ではクラシカルな部類で、香り立ちはガルバヌムが強いのでそのままフゼア系に至るのか?と思ったら重みはなく、全体的にサラッとしていて次第に鞣革のような品のある匂いになっていく。思い出したように着けたくなる。


PG25 Indochine (2011)
芳ばしいブラックペッパーとカルダモンの辛味がガツンと来て潮のように引き、エキゾチックな蜂蜜(甘くはない)とベンゾインで終わる。ペースト状で輪郭のはっきりとした香り方。スパイシーなベンゾイン好きにはたまらないので抑えておくべき。(と言い聞かせ 笑)


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