2019年2月24日日曜日

2019年冬の香水探訪♪

入りきれません(^^;)

皆様お久しぶりです。

今日は私の尊敬するお友達と香水探訪をして参りました。久しぶりにガチで香水巡りをしてみると、ここ数年で随分銀座界隈に香水店が増えたことに気付きます。駆け足ですが、ムエットの香りが消える前に覚書をしておきたいと思います。

Boy(Chanel)
カペル大尉絡みの新作のことはこちらで。トップは清々しくオーソドックスなラベンダーから始まり、甘みのあるゼラニウムとクリアなムスクが次第に上昇。フロリエンタルなヘリオトロープが混じり合い、ベースへ至る頃には絶妙な色気が漂う。白色雑音の香りとも言え、マルのL'Eau d'Hiverがお好きな方には勧めたい。アロマティックでしっとりとした印象。

New Look 1947(Dior)
2010年に出た頃、試してから早8年。ラ・コレクシオン・プリヴェの種類が増えた事ったら!何か以前よりジャスミンの割合が増えたような……。香り立ちは爽やかで穏やかにシフトしていくと思っていたら、思いのほか芳しいフロリエンタルで終わる。駆け抜けていく風のような印象。

Holy Peony(Dior)
新作なのでポンとムエットを頂きました。酸味のあるシャクヤクと瑞々しいアプリコットが混ざり合って華やかな印象。

Sakura(Dior)
好かれる匂いだと思いますが、お淑やかだけど芯が通った珍しい桜の解釈。(桜餅っぽくない)空気の匂いがすると思ったらヘディオンが使われているのか。(ChanelのParis–Deauvilleにも使用されています)

Eau de 34(Diptyque)
名作34 boulevard Saint Germain(EDT)のライト版。身体に良さそうな優しいバーベナが、グレープフルーツなどのシトラスと清涼感のあるジュニパーに重なり、最後は乾燥したシダーとパチュリがそれを支える。34を初夏にも着たいって時にはうってつけのサマリエンタル(造語)。
昨年出たばかりのEDP版も試しました。個人的にはEDTがお勧めですが、こちらは雰囲気が変わりよりウッディに。

Tempo(Diptyque)
暗闇を感じる深いパチュリとクラリセージの効いた密度のある匂い。派手さがないのは良い。

Eau des Sens(Diptyque)
期待を裏切らないどザガラ(Zagara)です。ビターオレンジの苦みやジュニパーが甘みを中和して、オレンジブロッサムのビビットさはこれでも控えめです。トップはかなりバ〇クリン(笑)

L'Eau de Neroli(Diptyque)
Eau des Sensよりオレンジブロッサムが抑えられ、ムスク度が増したネロリ。洗濯っぽさもある若々しい香りはシトラス好きなら持っておいて良いかも。

予てから好きだったVolutes(EDP)をお友達にお勧めしたところ、かなり好いてくださりました。Volutes(EDT)も良いのですが、EDPのほうがもっとこの香りを楽しめます。

Ambre 114(Histoires de Parfums)
ツンとしたアンバーがパウダリーなバニラやトンカ豆に馴染んで使いやすそう。
ちなみに、私の推しは1899、1876、Veniです。

Thé Darbouka(L'Orchestre Parfum)
パッケージに「音を聞くことができる」工夫が施されているという、楽器が主題のパフューマリー。こちらは、名前の通りに砂漠の民が奏でるダラブッカの音とサハラ。1899を推していたら勧められました。あったかいフローラルレジン系の正体はイモーテル。辛みを帯びたカカオが香辛料と絡んで上品でエスニックな雰囲気。

Encens Asakusa(L'Orchestre Parfum)
浅草のお香という名の香水。アイリスが香の匂いに合わさってお淑やかな印象。

Labdanum 18(Le Labo)
エレガントなラブダナム。パチュリとバニラとの相性は抜群。初夏以外は纏えそう。繰り返し嗅いでしまいました。

Gaiac 10 Tokyo(Le Labo)
お友達に教えて頂いたのですが、東京にしか置いていない香りなのですね!ガイヤックウッドが選ばれたのは何故?青みのあるフゼア系の匂いなのに、おじさんの土臭さもある……魅力伝わってますか(汗)?

Lys 41(Le Labo)
伝統的でクラッシーな百合。芳しさに嫌味がなく綺麗なのはチュ―ベローズやジャスミンとの合わせ技。確かに空気に乗って美しく漂う類の匂い。

The Noir 29(Le Labo)
大人っぽいフィグをパウダリーにしているのはシダーや干し草か。こちらもほんとに心地よい。

L'Eau de Paille(Serge Lutens)
コンセプトを思い出せず、店員さんに「散歩してる奴ですよね」なんてざっくり聞いてしまった(笑)正解は「小麦色に輝く夏の刈入れが終わったばかりの田園風景」。大体合ってません?(いいえ)
これ、人に寄りますが男性寄りの匂いのシトラスとも結びつかない、ベイラムに似た香り。


他にもジョー・マローンで新作『Wild Flowers & Weeds』5点、Perfume Oil Factoryの香油を試してきました。伝えきれませんが、とにかく久々に香りと美味しいランチとホッとするカフェで楽しく充実した一日を過ごすことが来ました。改めまして、S様ありがとうございました。

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