2020年1月6日月曜日

Croatian Perfume House サンプル

Sさん、ありがとうございます♡!

皆さま、明けましておめでとうございます!ご無沙汰しておりますが、生きてます(^^;)
オーストリア関連の情報を探していたところ、クロアチアン・パフューム・ハウスという、文字通りクロアチアのパフューマリーのページを見かけました。サンプルを送ってもらえるかどうか伺ったところ、EU圏外の発送は受け付けていないとの事。残念がっていたら、こちらをオーストリア在住のお友達がギフトとして送ってくださいました。本当に、ありがとうございます!!!

以下、ボチボチ感想を書いてまいりますので、まったりとお付き合いいただければ幸いです。
※個人的にお勧めの香りにいくつか⭐️印をつけています。



Aromatic aquatic

・the Scent Of Ibenik



Aromatic spicy

The Scent Of Istria⭐️
イストリア半島を主題にしたこの香りは辛めのミントとシナモンが核。ラベンダーやアルテミシアの清涼感に苦みのあるキャラウェイやエスニックなカルダモンが交わることでドライで気取ったなムードを作り上げる。白檀にホッとするベースは冬の冷気と春の陽気が交差する季節。背広にあわせたいジェントルマンたちに捧げる香り。僅かにトニックっぽいんですけどこれ…かなり心地の良い穏やかな匂いに変わり、肌になじんでいきます。

T:アルテミシア、ラベンダー、ミント、ベルガモット、カルダモン
H:キャラウェイ、オレンジの花、シナモン、ラン、ベイリーフ、ベルフラワー、スズラン
B:バニラ、サンダルウッド、トンカビーン、アンバー


Aromatic green

・The Scent Of Hvar


Citrus aromatic

The Scent Of Dubrovnik⭐️
ドゥブロブニクが主題とあって本気出してアドリア海描きに掛かったのか、肩の凝らないエレガントな爽快感。森林浴なサイプレスともぎたてベルガモットを足して割った、アロマティックなシトラスフローラルから始まった。中盤からはベースのパチョリが上層のフルーツを受け止めてハーバルな印象。アゲアゲの拡散性を制御するかのごときベイリーフは調香師のサインなのか?この場合はいい塩梅に仕上がっている。兎に角ドライダウンまで待ってみて欲しい。人によるのかもしれないけれど、ベースのトンカビーンがジューシーでパウダリーに変化するから。スパイスを加えたミルクのような匂いも感じられる。これ即ち、赤ちゃんのお肌。(不可解な表現ですみません 汗)

T: オレンジ、みかん、ベルガモット、オレンジの花
H: ミモザ、ジャスミン、ローズ、ローズマリー、ヒノキ、ヤシの木、サボテン、ベイリーフ、ユーカリ
B: バニラ、トンカビーン、パチョリ、ホワイトムスク

The Scent Of Krk⭐️
アドリア海に浮かぶクルク島(Krk)が主題。瑞々しいバンブーがレモンと絡み合うライトなトップ。ミドルから底辺にあったシダーが存在感を高めパウダリーに。仕上がりは霧のようなシトラスといったところ。冷たい空気が漂っているかのよう。こちらは青年にも勧めたい。

T: レモン、ベルフラワー、オリーブ、ベイリーフ
H: ジャスミン、竹、ホワイトローズ、アイリスの花、プリムローズ、ベルフラワー
B: シダー、アンバー、ムスク



Floral aquatic

The Scent Of Pag⭐️
これまた甘酸っぱいがシックな印象。パウダリーでスパイシーなロータスと酸っぱいブラックカラント、それほど甘くはないパイナップルにスズランが重なることで、妙にナチュラルな、俄然デイリーなムードを作っている。喉が乾燥しそうな感覚に陥るのは個人的な体調によるものか、フローラルアクアティックの体言か。ハートから穏やかで苦味のあるマルメロは産地は違えどアドリア海を連想させる魅力的な素材の一つとなっている。フルーツ様べっこう飴。

T: レモン、メロン、ブラックカラント(黒すぐり)、ユリ、パイナップル、蓮、マルメロ
H: サンザシ、ジャスミン、スイレン、スズラン、バラ
B: ビャクダン、バイオレットルート、ラズベリー、ムスク、ピーチ、ベチバー



Floral fruity

The Scent Of Dalmatia
古代ローマ時代からその名を知られるダルマチアがモチーフ。アガベの爽やかな甘さにフリージアの透明感から、良い意味で抑揚のないまま穏やかにミドル(ハート)へと進行する。有毒植物と言われる(毒性を抜き、薬も作られるそうだ)夾竹桃の香りはバニラにも似た魅惑的な甘みがあり、程よく香ばしく引き締まっていて、どんどん肌に馴染んで不思議と心安らぐ。ベースの白杉や松は中性的で上記のフェミニンな素材とうまくバランスをとって、残り香は意外とあっさりとしたフローラルフルーティにまとまった。

T: マンダリンオレンジ、アガベ、マンゴー、ブラックベリー
H: バイオレットルート、フリージア、ワイルドローズ、イチジク、夾竹桃
B: 白杉、白檀、松

The Scent Of Losinj⭐️
ヴェネツィアや墺洪支配を受けた歴史があるロシニ島を主題にした匂いは軽い香り立ちでエレガントな雰囲気。ラズベリーやクチナシはジャスミンと共に主張するが、浮遊感に陥りがちな芳香をパチョリやベイリーフが引き締め落ち着かせている。香調はフローラルフルーティ。甘酸っぱいが穏やか。思ったよりもギンバイカ(マートル)が主役。清涼感がありフラットに香る。残り香もお淑やか。

T: レモン、ラズベリー、ギンバイカ、ベイリーフ、ネロリ
H: クチナシ、オレンジの花、ジャスミン、セージ、サボテン、マグノリア
B: アンバー、パチョリ、ミモザ


The Scent Of Opatija
金属質で苦味のあるレモンと甘酸っぱいみかん、甘くて柔らかいピーチに、枯草のような匂いのパチュリが重なるため、女性的な部分と男性的な部分のバランスが取れ、カジュアルな雰囲気から始まる。フリージアが上記の拡散性の高い匂いを平らにする事で、透明感のある初夏の明るい雰囲気を醸し出すが、ミドル以降は豪華な牡丹や芳しい木蓮が浮上。ピーチや白檀と重なって暖かく甘美なフローラルへと至る。

T: レモン、ベルガモット、みかん、ピーチ
H: ジャスミン、睡蓮、フリージア、木蓮、牡丹
B: バニラ、サンダルウッド、パチュリ、アンバー


・The Scent Of Rab


・The Scent Of Split


The Scent Of Zadar⭐️
‪マットな質感のフローラルフルーティ。サイプレスが清々しさを与えている為、苺の甘みが抑えられてシンプルな印象。時間が経過とともに蘭の芳しい匂いが上昇するが、粉っぽいトンカビーンや白檀に撫で付けられ、香りもさほど拡散されず、バニラの残り香もさり気ない。‬

T: オレンジ、イチゴ、レモン
H: イリスの花、バラ、スミレ、ラン、サイプレス
B: 白檀、アンバー、バニラ、トンカビーン、オーク



Floral woody musk

The Scent Of Osijek⭐️
冷たい潮風を感じるトップには春らしく朗らかな白フリージア。スズランと果実を混ぜたようないいとこ取り。血圧安定を促す作用があるという話が本当な気がしてくる。これに紙の質感(パチョリやセージ)と控えめだが唯一無二のスミレが混ざり、明るく距離を置いている。ピオニー(シャクヤク)は後から盛り上がってきて、桃に加勢し拡散。中盤からムスク優勢でおめかしした御夫人の香りへと至る。確かにフローラルウッディムスク。

T: フリージア、カルダモン、セージ
H: スミレ、ピーチ、シャクヤク、ポピー
B: バニラ、パチョリ、ムスク、アンバー



Oriental floral

The Scent Of Varazdin⭐️
ヴァラジュディン(独 Warasdin 洪Varasd)はクロアチア北西の都市。甘酸っぱい艶やかさ。トップのレモンが肌の上でじゅわっと弾け飛ぶと、ジューシーなブラックベリーが絞りだされ、これがスズランのスパイシーな部分に交わることで、辛みも甘みもあるミドルへ。温かなアンバーへと覆い被さり、とても美味。奥にあるバニラやトンカビーン(とオークモスも調合されている)もこれらに質感を与え、大人のベリーノートにまとめ上げている。不思議と穏やかさを取り戻すオリエンタルフローラル。多分、ゲランのシャンゼリゼやラ・プティット~好きな人は気に入る。(割と好きな人は好きな匂いでこれは勧めやすい)

T: ベルガモット、レモン、ブラックベリー
H: ジャスミン、ヘリオトロープ、スズラン、バラ、タンポポ
B: 白檀、トンカ豆、パチョリ、バニラ、アンバー、ムスク、モス



Oriental woody

The Scent Of Pula⭐️
「~に似ている」という類の感想は書きたくないが、確かにロム・イデアルの系統にある。品良く香るアーモンドに青臭いアルテミシアやスミレ、アルコール様(ラム酒か)に漬け込んた、スーツ仕立ての青甘い匂い。ひんやりとした質感で、一見堂々としているが内心繊細な若者を想像する。淡い色の背広で過ごすバカンス。それこそ墺洪海軍(kuk Kriegsmarine)の夏用制服の白。

T:スミレ、アイビー、アルテミシア、甘草、アニス
H:ラム酒、アーモンド、トンカ豆、カーネーション
B:バニラ、スギ、プラリネ、ラブダナム、オーク



Woody aromatic

・The Scent Of Brač


・The Scent Of Cres


The Scent Of Slavonia⭐️
芳しいフリージアがキラキラしている。彩度は強いがネロリが透明感を与え、青っぽいハイビスカスとローズが清々しい。ベースのパチュリは花々を支える雰囲気で主張はしない。春に纏いたいウッディアロマティック。

T:アルテミシア、カシス、ネロリ
H:ヘリオトロープ、ハイビスカス、ヒマワリ、ローズ、白フリージア
B:サンダルウッド、パチュリ、バニラ

・The Scent Of Vis



Woody spicy

The Scent Of Kvarner⭐️
吹きかけた直後はギロッポンに居そうな匂い(笑)に仰け反る。この雄々しいスミレにはナツメグが一役買っている。しばらくすると、尖った部分が落ち着いてきて冷たく中性的なスミレに変わる。ざらついたシナモンがちょうど良く、ベリーのような甘みが感じられるがメンズ寄り。この甘みはイチジクの実によるものか?乾燥気味のツンとした葉の匂いはベイリーフや、セージやベチバーなどのハーブだと思う。ハートから急に花と果実の優しさが出てきたので面白かった。これは男性よりの匂い。制服やスーツの女性が着ても格好いいと思う。甘みが出るから色っぽい仕上がりになるのではないか?椰子の葉ってどんな匂いですか?

T: ベルガモット、バイオレット、バジル、オレンジ、オリーブ
H: カルダモン、ナツメグ、シナモン、セージ、ミント、ベイリーフ、イチジク、ローズマリー
B: ビャクダン、ムスク、ベチバー、椰子の葉


・The Scent Of Vir

0 件のコメント:

コメントを投稿