2015年3月11日水曜日

Imprevu Extract and Ean de Toilette (1965) by Coty

こちらはオードトワレです。パルファムは開封してないの(汗)

アンプレヴーのパルファムを小分けして頂きましたので、忘れないうちに覚書。朗らかで明るくて気さくな印象。60年代の四角いワンピース。やっぱりつけまつげは長め。このふわふわしているのに柔らかなラインがあるのはレザーが効いているからかもしれません。



調合の内容を見る前の感想

ツンとしたシトラスが弾けるトップ。それに沿うように明るめのシプレーが存在している。「これからテニス行くの!」みたいなお出かけ気分になるが、決して若人ではない。30代以降の落ち着いた女友達同士。肩に掛かるか掛からないか位の茶色いカーリーヘア、つけ睫毛。粉のにおいに白い花のような香りが混じる。アルデヒドが入っているのかもしれません。

ベースにウッディノートとシプレーのオークモスとかありそう。シトラスは長く伸びた道のように存在するのだがモスが前に出てきた。優しい、かわいらしい大人の女性が白い大き目のつば付帽子をかぶっている様子が目に浮かぶ。ブランコ、春、昼間、フランソワーズ・アルディのComment te dire adieu(さよならを教えて)を連想する。

そろそろ完全なる粉白粉の領域へ。背筋の伸びた女性が窓のそばに立っているのだが逆光で辛うじて水色のワンピースを着ていると分かるくらいだ。香りは岩清水のように、透明な湧き水のように透明でひんやりとしている。静寂、程よい緊張感はあるのにホッとする冷たさ。

この辺で情報を見ます。

アンプレヴーは「予期せぬ」の意。香調はFloral, Mossy, Aldehydic。
トップ:ベルガモット、コリアンダー
ハート:ローズ、ゼラニウム、ミュゲ、オリス、ハニー(革という情報も)
ベース:サンダルウッド、トンカ、シダーウッド、オークモス、ムスク、ベチバー


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