2014年3月3日月曜日

Juniper Sling(2011) by Penhaligon's


我が家にジュニパー・スリングがやって参りました。
いやもう.......嬉しくて仕方がありません。

パッケージもボトルもしわの無いタキシードの如き佇まい。クレストはアルミ製と思われる。(銀の蝶ネクタイは?)毎度思うのですが、ペンハリガンのパッケージングは秀逸だと感心させられます。それぞれが違うのにしとやかな統一感がある、伝統的で古臭さを感じさせないディテールが絶妙です。さすが英国王室御用達。だが、同じ御用達でありパッケージに統一感のあるクリードはどうも性に合いません。(しかし、歴史ある素晴らしいメーカーであり、どことなくスポーティな雰囲気があります)




 これはPRを兼ねて、実際にジュニパースリングのイメージカクテルを作っているところ。杜松(juniper)の木材や葉などから抽出される油は、香水の他にジンの香り付け等に使用される。スリング(sling)はジンあるいはブランデーをベースに、砂糖、水、レモン又はライムジュースを加えたカクテル。


調香: オリビエ・クリスプ(Olivier Cresp)
発表: 2011年
トップ: シナモン、オレンジブランデー、アンジェリカ、ジュニパーベリー
ミドル(ハート): カルダモン、レザー、黒胡椒、オリスウッド
ラスト(ベース): ブラウンシュガー、ブラックチェリー、ベチバー、アンブロックス
対象: for women and men

アメリカで生まれた名称「タキシード」が世界中の夜会で正礼装に定着したのは1920年代であったという話を聞きました。黒蝶ネクタイ、カマーバンド、カマーベストがフォーマルになったのもこの頃らしい。(1900年代までは白蝶ネクタイだったとか)第二次世界大戦後はウェストコートからカマーベストが着られるようになったとか。古いアートブックを見るとなるほどなあと思う。

1920年代のカクテルパーティに繰り出す紳士たちやシガーやドライジンのふわっと漂うロンドンのナイトクラブが目に浮かびます。
このレシピ、まさにカクテル!調香師のクリスプ氏はペンハリガンだと「ピオニーヴ」、ティエリー·ミュグレーの「エンジェル」、ドルチェ&ガッバーナの「ライトブルー」やディオールの「ミッドナイトプワゾン」、ケンゾーの「ケンゾーアムール」等手がけています。アロマティックな爽やかさもよし、深くやわらかい雲のようなバニラもよし。クリスプ氏の「Nez」のなせる仕事よ......。ペンハリガンさま、ありがとうございます!!大切に使います~~<3

パッケージが人目で分かる素敵なウェブサイトをご紹介。(リンク)
Penhaligon's — The Dieline

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